2015年05月12日
これまで、我が家の庭には食べられるものしか、植わっていなかった。
去年、気まぐれに買ったクレマチスの花がこの春、綺麗に咲いたら、庭は狭くともフェンスに這わせる花ならば、いけるのか?ととうとう花に手を出した。
小さいながらも庭をもって、8年目の春。
今日、鉢から移そうと庭の隅を掘り始めたら、ガツンと石ばかりて出てくる。よく見れば、石じゃない。セメントやコンクリートを砕いたもの。中には接着剤がついた石も出てくる。自然の石じゃない。その間にセメントが混じったようなぐちゃっとしたグレーの土が混じってる。
たった20cm四方を掘っただけで出てきた、
どこかの建物の一部だったはずの、かけら。
涙が出てきた。
いったい何が埋まっているのか。
地球の表面に生きているコトを実感する。
何年か前に書いたメモをここに記そう。
災害とか何かあっても、3日間は自分ちの野菜で食べていけるように、と木枠で囲って土を入れて始めた庭。この囲いの中に、我が家から出た生ゴミやくず野菜8年分が入ってる。ミミズや微生物達はちゃんと分解してくれた。
3軒先の売土地も、こんなだ。コンクリートやセメント、アスファルトには石や砂が入ってる。石は風化すれば、砂となり、粘土となる。でも、これらは戻れない。なんでも埋めればいいの?
今まで知らずに生きてきた責任の一端を
私も担わなければいけないのか?と
途方にくれた午後。