2009年2月2日 晴れ

さゆりちゃんが焼いた絵みたいなネギ

1月25日にワークショップを終えたあと、北村さゆりちゃん(日本画家)ちでおよばれしました。あとから金田実生ちゃん(画家)もやって来て、二人が大好きな夫は静かにはしゃいでいました。今日、夫が思い出したように実生さんがいい話をしてくれた、とまるで自分だけに話してくれたようにもったいぶって言う。

実生は愛犬ペロちゃんを連れて毎日散歩に行く。ペロちゃんが公園で必ず通る道。その日は雪。そしたら、雪の上にたくさんの犬たちの足跡があって。普段、人間には見えない「匂いの道」が初めて見えた。

人類が最初に読んだのは、雪のうえに残された獣の足跡。それを追って狩りをした、と小学校の頃、何かで読んだ。

日常という一種の麻痺のなかに、みつけること。

北村さゆり展〜山本兼一著作 表紙絵を描く〜2009.2.7〜21
*写真はさゆりちゃんが焼いた絵みたいな葱

2009年1月23日 雨 東京に着いたら曇り

24・25日と国分寺のswitchpointで行う「100gのキモチ」ワークショップ準備のため、昼過ぎにギャラリー着。さあ、始めよう!とテーブルを持ちあげた途端、トゲがグサっと左のひとさし指に刺さり、針で突っついても取れず。「先生、ケガしちゃったぁ」と焦るオーナー本郷さんに連れられ、病院へ行く。準備がおわって西荻窪のブリキ星さんに行くと「臨時休業」、がっくり。近くの「あしかホテル喫茶室」で、翌日イギリスへ帰るトモコと食事。「アフリカシチューとはなにか?」という私の質問に、トモコと店の方が「モロッコのタジーンみたいなのだよ」って、もっとわかりません。でも美味しかった。

疑問)国分寺では16時30分に鐘が鳴っていましたが、なぜ?私の出身・富士市は17時の鐘で、近所の犬がいっせいにウォウォーンと鳴いてました。「早く帰ろ」の時間は土地によってちがうのかしら?

2009年1月21日 曇りのち雨

オバマ氏が大統領に就任しました。
RCA(英国王立大学院)でのこと。コピー機の原稿台に頭をのせ、複写する光に合わせて顔をくるーっと回転させてコピーする遊びを南アフリカ出身のアフアとした。目に悪いから目をつぶってやるわけで「アフア、歯しか写ってなぁい!!」と、どっかん笑った。フランス人留学生にウットリだったアフア。エレベータの扉がスーッと開くと彼が立っていた。「赤くなっちゃったぁ」「どこが?」「ほら!」と手のひらを見せるアフア、大爆笑。

自分の中にはじめて人種差別を見たのは、イギリスに行って間もない頃。「ニーハオ!」と言われ、「ちがいます!わたし、日本人です。」って怒ったとき。

2009年1月17日 晴れ 雨が降りません

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大好きな水内家を訪問する。小学2年の柚介くんが描いた絵にビックリ。アクソメになってる…。WALL・Eの街なんか俯瞰です。すごいなあ。平安時代の絵巻物なんかも俯瞰だよね。鳥みたいに空から見た体験がなくても、こんなふうに描けるのはなぜだろう。

2009年1月9日 雨 雪が降ったところもあるよう

090109年賀状をどちらが作るか、毎年なすり合う年末。今年は新年まで持ち越し、私が担当するも、夫がこれじゃ仕事の関係者に出せないというので、2種類つくる。年賀状のいいところはその人の近況がわかること。元気でやってるヨがわかる。ずーっと、音信不通だった馬水さんの年賀状には結婚したとあって、うれしかった。電話もいただいて、ひさしぶりの彼はもう4Sでタイヘンっすよ」「4S ってなに?」しみ、しわ、白髪、脂肪」「最近、そう言うの?」「や、僕が考えたんすけど」全然変わってなかった、このヒト。
あんまり会わない人でも、今この時をそのヒトも生きているとわかっているのと、不在であるのは大きくちがう。

2008年7月1日

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パブに子供が!?左はひさびさにあったJane Muir(陶芸家です)

昨年(2007年)11月にロンドンに行って来ました。Eastend(私が住んでいた18年前にはあぶない貧乏エリアでしたが、今は一番おしゃれ)にあるHoxton Square Bar & Kitchenのバーで友達と待ち合わせ。
「ちょっと煙草吸ってくるワ」
と席を立つ彼女。タバコを吸わない私に気を遣ってくれたのか?
「7月1日から室内の公共スペースは、すべて禁煙。屋根があるとこでタバコ吸えんの、自分の部屋だけ。」
「そーなのっ??」
「ん、でもみんなピタっと守ってんだよねぇ。7月1日から。」
だから、ベビーカー連れとかいるわけね。あの、スモーキーなパブはもうないわけだ。健全なパブか…変な感じ。
「冬なんか外に出て吸うの、寒いし、面倒だし、タバコ減っていいよ、けっこう。」とあっさり。
今日でこの法律が施行されて1年。スコットランドで始まったそうです。フランスでも同様の動きがあるけど、ものすごい反対されてるらしい。たぶんフランス人、無理。

そういえば、AIDSが初めて発症したとき、翌年アメリカは患者数が2倍。イギリスはほぼ同数に抑えた。病院で血液検査を受ければ、みんな自動的にエイズ検査に回る。18歳以上の女の子は婦人科に半年に1回行けと国が言う。行くと、「ボーイフレンドいるのか?ピルは使うな。コレ使え。」とボストンバッグいっぱい、国からコンドームが支給される。子供を産む大切な身体だからね、国が守らなくっちゃ。そういう国だ。

最近、ロンドン市だけ二酸化炭素排出量をものすごく減らす目標をたてたと、聞きました。2025年までに60%減とか…?ムチャな数値目標を掲げている。市が蛍光灯を支給するから白熱灯やめろ、とか役所がウチに来てここからすきま風が入るから暖房効率がわるいのよっ、補助するから改修しなさいっとか、やってるらしい。収入の低い家庭は無料だそう。はっきり成果のみえることが好き!わかりやすい国民だ。そのリーダーシップもすごいかもしれないけれど、「こっちがいいからこうしよう」「おお、そうかい。そんじゃあ仕方ねえ」ってとこが、あの国が好きな理由です。

ちなみにロンドン市内の特定エリアに車で入るには渋滞税(混雑税)がかかります。8ポンド(2000円くらい)払うんだよ。スポーツカーとか、排出基準に満たない車は25ポンド(6250円)だよ。それでも車で来たいんなら来てみろっていう(笑)。ロンドンは、地下鉄とバスの移動が一番です。

2005年3月31日

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ユニット「てんてん堂」の刺繍絵本
サラリーマン奉公に出る侍のお話

宴ちゃん。←この名前がもう、フツウではない。お父様が国際的な名前にする!と日本の通貨『YEN』の音を当てて、この字にしたそうです。うたげチャンじゃないよ。

多摩美のグラフィックデザイン科を経て、天下の博報堂へ。在職中、朝日広告賞の大賞受賞という華やかな人生から今、御殿場市にて2児の母をやっている。たぶんね、フツウの皮をかぶっているけれど、この才能はとまらない。てんてん堂というユニットのもと、サラリーマン侍を描いたミシン絵本「歳月不待人」(歳月人を待たず)を作ったり、みょーに濃い人形を作っては子供達に読み聞かせなどしているらしい。(ちなみに頼まれてもいないのにできてしまった人形たちも多く、それについては「出番を待ってるの」と言ってました。)
最近は息子2人のいらなくなったおもちゃやら廃材を使ったラヴリーなものを産み出している宴ちゃん。これらの立体が家のあちこちにある図を想像していただきたい。ちなみに鴨居に飾ってあった下の「メロン姉妹怪獣」を見て、3歳の女児は泣いたそうだ。

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次男・晴クンがまだ遊んでいるものも創作の餌食になっしまったりするらしい。基本的には子供達が使い古したものたちにアリガトの気持ちを容れた記念碑的なもの。

陶芸家の滝口さんが教えてくれたのだけど、京都では『ほしつきさん』という小さな神様が家の中のあちこちに棲んでいらっしゃって、お正月にはちいさな鏡餅をお供えするんだそうです。宴チャンちのほしつきさんが一ケ所に集結した展覧会が4月に富士芸術村(すばらしく旧い日本家屋←出展者募集中らしい)で開催されていました。私たちを迎えてくれた彼女の“愛し”の作品たちはタイヘンに、たまらなかったです。

宴チャンみたいにニヤニヤしながら“愛しの器”最近つくってるかな、わたし?
器はわたしのキモチを受け止めてくれる、容れ物。空っぽなキモチのときは空っぽなものができる。それも、いっかあ。ってか、空っぽ、カッコよくない?

宴チャンと浅井郁さんとのユニット「てんてん堂」の展覧会を2006年5月に38STUDIOで企画します。読み聞かせも、ぜひやってもらおうと決めています。
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