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2011年、オランダでのartist in residenceの記録を冊子にしました。

2013年02月12日

2011年にオランダにあるekwc(ヨーロピアンセラミックワークセンター)での体験を記録した冊子を作りました。
1冊1,600円(限定250冊)で、販売致します。

わたしは日本でなく、イギリスで陶芸を学んだ。釉薬のレシピは、みんなオープンにしている国。日本に帰国して訪ねたいくつかの窯元で「門外不出!この家のもんにしか教えない!」って言われた時は、びっくりしたよ。

artist in residenceという言葉はよく聞かれるようになったけれど、それがどんなものなのか案外、作家や美術大学生も知らないと思う。滞在型制作にもいろいろあって、私が行ったekwcは陶芸に特化した研修センター。開設当時のアイデアはプロの陶芸家がスキルアップのために滞在制作をするところだったけれど、今はあらゆるアーティスト、建築家にひらかれていて、土のプロでなくても土の可能性を追求するプロジェクトであれば、応募できる。版画家が今回は、土でこのプロジェクトをやりたいから、とか。

毎晩、夕食を全員一緒に食べるのがルール。そこで覚えたレシピも載せました。

年間21~26名。ひとり3ヶ月、一生に一度だけ。
すばらしい施設。惜しみなく、技術を教えてくれるスタッフ。24時間アクセス可能なスタジオで、10~12名の作家が朝から夜中の12時まで各々のスタジオでモリモリ働く。(海外からの作家もほとんど自費で来ているので、必死!)
2011年8月末にオランダへ着いたとき、私は2010年に提出したプロポーザルを3ヶ月でやらなければ、というプレッシャーと、震災前に提出したそのプロジェクトに気持ちが添わず、途方に暮れた。
でも、そこでしかできないことがあった。私にとってレジデンスは、3ヶ月で何かを仕上げるというより、たくさんの種を拾い集めて、自分の仕事場に持ち帰って育てるようなものだった。

他の方のレジデンスがどんなものか、わかりませんが、準備~コストも含め、すべて書きました。これからレジデンスに行ってみたい方、またはそんなことをわが町や団体でやってみたい方にぜひ、読んでいただきたいです。

タイトルは「Don’t think. Just Do it.」同時期に滞在していたデザインアカデミーの学生Danielがよく私に行った言葉です。「考えてないで、やれ!」ハイ。やっちゃった、まーったく、利益でない値段…1冊1,600円です。

下記のお店・ギャラリーで購入できます。
静岡市美術館ミュージアムショップ(静岡市)
恵文社(京都・一乗寺)
B&B(北沢)
森岡書店(茅場町)
switchpoint(国分寺)