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15ARTORO『土がぼくらにくれたもの』

2013年8月~10月 登呂遺跡
静岡県静岡市駿河区登呂五丁目

目的

土から「作る・食べる・生きる」という循環を体験しながら、先人の知恵や工夫が「現代」であると実感できること。実験型ワークショップをとおして、参加者自らが問いかけ、考え、作り出す楽しみを分かち合い、生きる力を育みたい。

内容

田んぼの土から飯碗も米も音も生まれる!登呂遺跡を舞台に、土から「作る・食べる・生きる」という循環を体験する連続7回講座「土がぼくらにくれたもの」(登呂会議主催/企画監修:本原令子)。土で稲を育て、器を作り、土器で調理し、食していた弥生時代。弥生人の知恵や工夫を体験し、現代の暮らしを見つめ直す年間プログラム。

検証

現代人は、のどかな田園風景に“自然はいいなぁ”と言うが、田んぼは人工であり、土器もすべて人の手で作られたもの。なぜ今、私たちはこんな暮らしをしているのだろう? 全講座の一貫したテーマは『なぜ?をやり直す』。第一回の講座では、登呂遺跡から出土した器の底に、なぜ、葉脈の跡が残っているのか?実際に葉っぱをロクロがわりに土器を作ってみた。粘土は買うものではなく、地球が生産者。田んぼの土を採り、叩いて、粘土にした。身近にある土も葉も当たり前すぎて、注意深く観察をしたことがなかった参加者にとって、その性質や感触、色、匂いも違うことなど新鮮な発見だったようだ。第一回講座の最後には『?』を共有した。「いつ、土を焼くことを思いついたのか?」「机がない時代、どういう姿勢で作っていたのか?」「スコップもバケツもないのに、どうやって土を集めたんだろう?」「土を触って、やすらぎがあるのはなぜ?」など、個々の参加者が日常生活で問題としている事やそれまで培ってきた経験や思考が深く関わり、それぞれの考え方の違いが楽しく分かち合えた。

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