2009年1月10日

苺農家のカヨちゃんからイチゴをいただいた。苺はいつもそのまま味わっていますが、とつぜん練乳をかけて食べたくなり、スーパーへ走った。このうしろめたさ達成感

小学校のとき、ひろあきちゃんちに放課後、みんなで遊びに行った。自分で玄関の鍵を開け、台所に向かった彼は冷蔵庫をあけると、いきなりマヨネーズをちゅーっと、チューブから直接チューッと吸った。居合わせた3人の羨望のまなざし。してはいけない、そんなこと。禁断の扉の向こうに立つ鍵っ子、ひろあきちゃん。
こどもの勝ち負け、「おまえら、こんなこともしたことないの?」

2009年1月9日 雨 雪が降ったところもあるよう

090109年賀状をどちらが作るか、毎年なすり合う年末。今年は新年まで持ち越し、私が担当するも、夫がこれじゃ仕事の関係者に出せないというので、2種類つくる。年賀状のいいところはその人の近況がわかること。元気でやってるヨがわかる。ずーっと、音信不通だった馬水さんの年賀状には結婚したとあって、うれしかった。電話もいただいて、ひさしぶりの彼はもう4Sでタイヘンっすよ」「4S ってなに?」しみ、しわ、白髪、脂肪」「最近、そう言うの?」「や、僕が考えたんすけど」全然変わってなかった、このヒト。
あんまり会わない人でも、今この時をそのヒトも生きているとわかっているのと、不在であるのは大きくちがう。

2009年1月8日 晴れ

090108_11

090108_21月3日からいじいじ作ってきた棚ができました。引越して以来、ずっとかたづけをしています。以前のマンションで使っていた自作の本棚に、不用になっていた扉をつけて、奥行を出すのに厚さ30mmの枠をつけ、ベニヤ板で背を貼り、扉を2つ作り足して、できました。カワイイ。これで劇的に仕事場がかたづく。やった。

今、仕事場は第4期内装工事中。あと、天井から吊り棚を作って長いものが収納できれば、決まるはず!去年、雑誌の取材を受けましたが(新建築住宅特集2008/11月号、I’m home 2009/1月号など)、第2期バージョンです。欲しいところに欲しいサイズの家具がないと基本的に作ります。それに対して夫は「買えばいいじゃん。その時間を買うんだよ。」と言いますが、作るのが好き。

ペンキ塗りも好き。美大受験のために刷毛目を残さないようにベタ塗りした訓練が役立っている(笑)。ロンドンでは引っ越すと、まず最初に部屋のペンキ塗りだった。それからテーブルを作る。イギリスのDIYにはいろんな種類のテーブル用脚を売っているので、家具デザイン科の工房で天板だけ切らせてもらい、脚をつければ部屋に合う自分サイズの家具ができた。タイルなんかも自分で貼ってた。うちはカーテンも自作。そういうもんだと思ってたら、近所の方や隣の大工さんに「フツーやらないっすよ。」と言われました。

夜、ペンキが塗られたこの棚を見て「コレ見たら、ぼくなんかでも次、何つくろうかな?と思っちゃうよ」大工力が低い夫がつぶやいた。

2009年1月7日 晴れ とても乾燥していて、鼻の奥がイタイ

朝、七草粥をいただきました。いつの年か、洋風コンソメ味のお粥にしたら夫はそれが定番となり、今朝は自分用には塩味と2種作りました。きれいだし、すっごく美味しかった(写真撮ればよかった…)。おかゆって浄化された気がする。大学勤めの夫が学生さんに「七草粥たべた?」と聞いたら22人中0だった、と。

マンション暮らしから地面に近いところに住むようになったら、季節の変わり目がすごくよくわかる。去年は大寒の日に、ぴったり山が雪をかぶって、啓蟄の日には階段をゲジゲジがあがってきた。二十四節気ってすごいね。

しゃもじでまな板をじゃかじゃかトントン叩いてお囃子を唄いながら七草を刻んでいる町の話をニュースで見て、バリ島で迎えた正月を思い出した。新年(ニュピ)の前日、あっちこっちで、鍋を叩く音がする。邪を追い払うんだそう。レストランで食事してたらいきなり厨房から人が出てきて、ガンガン鍋を叩いてるからびっくりした。ニュピ当日はバリ島全土が真っ暗です。空港も閉鎖、島民は電気を一切使わず、食事も摂らず、家から出ない。旅行者もホテルの外へ出てはいけない。「ここには誰も住んでいませんよぉ」っていないふりをして悪霊が去るのを待つという。あの夜のことは忘れない。ロウソク1本で食べた夕食。町中が真っ暗だから、星がもうこぼれそうだった。直島で観たジェームズ・タレルさんの作品、ここで思いついたんじゃないかなと思っちゃった。その日、宇宙から見たらバリ島だけ真っ暗なんだと思うと、涙が出そうになった。

2009年1月6日 晴れ ずっと雨が降っていません

ツメを切っていて、へんなことを思い出した。小学6年か中学1年生だった。爪を切ってゴミかごに捨てたら、「そんなとこに入れたら、こぼれるじゃないか!」編んだかごの底のすき間から爪が床に落ちていて、父が怒った。
私「なんでツメはわたしの身体にくっついている時はよくて、切ったらゴミになるの?」
父「くだらんこと言ってないで、とっとと風呂に入れ。」
おんなじ組成なのに、こっちはツメでこっちはゴミ。

2009年1月5日 晴れ

090105近所には無人販売がたくさんあります。一番近いおじいちゃんちの玄関先に並ぶみかん。これはスリル。おばあちゃんが工夫して袋詰めしているので、毎回どんなに吟味しても外からは見えないまん中あたりに変なのが入ってる(笑)やられたぁって思うけど、また買っちゃう。夏のキュウリも悩ましかった。ちっちゃい採れたてのが旨いけど、小さいの4つに混じって大きくなり過ぎたバカキュウリが1本入ってる。100円払うけど、このデカイのはいらない…。春先、あちこちの無人販売でサヤつき豆が売られる中、ここだけは「むきピー」と名付けて、空豆やえんどうをむいて袋売りしていた。空豆のサヤはすごいゴミ出るもんね。ばあちゃん、工夫する、ぜったいマーケットリサーチをしている。タケノコは当初「ゆでタケノコあります、玄関のベルを押して下さい」と段ボールに書いてあったけど、3日目から「朝採れ筍」そのまま売ってた。茹でるの面倒だろうからって工夫したけど、売れなかったんだね。無人販売だもの、玄関のベル押して対面では買わないな。じいちゃんばあちゃんのみかんは1つのみかんでも七色の味が楽しめる(笑)里芋はイケます。

2009年1月4日 晴れ 

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三が日を過ぎたのに、今朝もお雑煮を食べた。祖母が盛岡出身なので、すまし汁です。短冊にしたかまぼことにんじんと大根に焼いたお餅を入れて、せりをのせていただきます。このあたりでは里芋が入って京菜を使うらしく、年末、スーパーでせりを見つけられずに困り果てた。ほんとにお雑煮が好きなのに、お正月しか食べないから不思議。食べたいと思わない、なんでかな?そこは季節を大切にする日本人の血?一度、とんちんかんな時節…6月とかにお雑煮を作って食べてみよう。美味しいと思うだろうか…。

家にいると片付けばかりしてしまうので、夕方D&Departmentのカフェに年賀状を書きに行く。隣の席の若いカップルが二人とも手を合わせて「いただきます。」と食事を始めたのがとてもかわいらしく、嬉しかった。

そうだ。近所の魚屋さんに簡単レシピを教わってから、田作りは正月と言わず、1年中食べてる。お弁当のおかずにもいいです。

<かんたん田作りレシピ>
田作り(ごまめ、どちらでも)40g
ごま 大1〜2(お好みで)
しょうゆ、みりん、水、酒 各大1
さとう 大2 

1、田作りを平らなお皿に並べて広げ、ラップをせずにレンジで2分30秒。
2、そのあいだにフライパンで調味料を入れて煮つめる。まわりがふつふつと飴状になってきたところに1の田作りとごまを入れて和える。

フライパンでごまめを炒めるより、このほうがよっぽどカリッとできます。

2009年1月3日 晴れ

録画していた「ダブリンの街角で」という映画を観ました。音楽ってすごいな。一瞬にしてヒトの気持ちとか気分を変えることができる。その身体とギター1つあれば、どこでも表現できる。

アイさんというパリに住むダンサーの友だちがいました。ポンピドーセンターの前で夕方、黒いゴミ袋と踊る。さっき寝転がっていたはずの彼女は、気づくとつま先立って天を仰ぎ、時間がすべり落ちるみたい。アイさんと歩いていると「タバコ切らした」といきなり路上で踊りだした。立ち止まった通行人のチップを手にタバコを買う。うらやましかった、今だってうらやましい。その身一つで表現できる。陶芸なんて、窯がなくっちゃ、粘土がなくっちゃなんにもできない。

ダブリンという街は変な街だった。カフェやパブで出会う人、みんな「僕は詩人です」「私、ミュージシャンです」「絵を描いています」…ふざけてる。一体、誰がまともに働いてるんだ??若い人がみんなこんな商売でいいのか??友曰く、芸術家には街から援助があるとか、免税になるとか?そんなことだったと思う。20年も前のことだし、その頃の私の英語力は当てにならないかもしれないけど、とりあえず芸術家風味の街であったことは事実。映画の中のホームパーティーでみんなが歌うシーン。あんな感じだった、どこもかしこも。

喉が痛くて、おとなしく過ごした1日。毎日綴ることがどこへつながるのか、ぜんぜんわからないから3日目にして無理はよそうって思ったけど、とにかく続けてみます。この映画のサントラは、欲しい。

2009年1月2日 晴れ 元旦につづき風もなく、おだやかな1日

090102_3朝、目覚めて散歩に出た。実家って、家の中なのに外みたい。お日さまの力はすごくって、外のほうがあったかい。家から5分、6年通った小学校には昔とおんなじ遊具が並んでいる。きれいなブルーに塗られていたけれど、何度も塗り直してのぼり棒が太くなったよう。そのまま、祖母のお墓があるお寺へ向かう。ほうきとちりとりをもって行ったけれど、きれいに掃き清められていて、なんとなくお隣さんのお墓の回りなど掃いてみる。いいことしたような気になるから勝手なもんだと思う。帰り際、水かけ地蔵さんがいらして「無心に水をかけましょう」と書いてあるので、ただただひたすら柄杓で水をかけているとスーっとして、「いいこともわるいことも全部洗い流して」って心の中で言ってました(笑)。境内にあるお手洗いの窓にバケツとちりとりとたわしがかかっていたのが、とても気になりました。

2009年1月1日 晴れ

何かちがうと思うときは大きく違う。変化は突然やって来たように見えるけれど、少しずつ近づいていたはず。

2002年に日記「ゴハンのともだち」を始めてから、1ヶ月に1度の更新もままならなかった。コトバをpublicにすることはわたしのまん中を外していた。自分自身が外側の目とかココロになったりしながら出てくるコトバはfilterがかかっている。

I am looking for something between thought and speech.

2009年1月1日から毎日、記録していきます。コトバにまだならない、形もとどめないものをわたし自身が確かめていくためのものです。

今日は、実家で過ごしました。縁側に干された布団の上でお日様のあたたかさに驚いた。しあわせ。阿佐ヶ谷でひとり暮らしをしていた頃、太陽の動きにくっついて部屋のなかを移動しながら、本を読んでいたことを思い出しました。マンション暮らしから一軒家に移り、冬の暖房費に悩まされていたこのごろ。どの暖房器具が効率的かより、日なたぼっこを忘れてた。日だまり読書…ふふ。

これまでの「ゴハンのともだち」はこちらへ

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